サックスのコンサートを聴きに行った。
word,without words/yoshida mitsunori
(saxophone/flute YOSHIDA Mitsunori ・ Pianoforte TAKADA Yukie)
土曜日の夜8時開演で1時間のプログラム。
1日の予定をこなしてから準備をして、のんびりと出かけて1時間という時間を楽しく過ごしてサッと帰宅する。なんとも軽やかで負担の少ないおでかけ。その日は朝からガッツリ掃除をして、様々な手続き系を神経すり減らしてから、少し重めの昼食を食べて作業。一段落したところで準備をしてからコンサートへ向かうという段取り。帰宅してから軽食を食べて寝るだけ。本当に素敵な時間の過ごし方ができた。
サックスという楽器を良く知らない私には、良い意味で無責任に楽しんで聴けるところが嬉しい。どんなに難しいテクニックかも知らないし、管楽器の表現方法は弦楽器とちょっと違う感じでサックスの音をなぞるのも物珍しい。
夫が「老後の楽しみにサックスを習ってみたいなぁ」と言っていたので「あら、吉田さんに習えばいいわね」と言っていたことをいつも思い出す。
夫が住んでいたドイツのマンションは1階に歯科医が住んでいて、夜になると照明を暗くしてサックスの練習をしている姿が見えた。ちょっと気晴らしに吹いているといった風情で机に寄りかかって低い音でバラードを吹いていた。二人で「かっこいいねぇ・・・」とそっと覗いた小さな思い出。
今回は荒井由実のセカンドアルバムをサックスで表現していくという企画。
歌詞がなくメロディーだけだけれど、不思議としっかり歌詞が聞こえてくる。それは吉田さんの楽器に吹き込む息がちゃんと歌詞をなぞっているからなのかなとも思う。ため息のようにうたう、熱量高めにうたう、色とりどりの音がそれぞれの曲に表れてくる。
吉田さんとは聖路加国際病院でのボランティア演奏で知り合った。控え目で優しい音を出す人で、私は特にこの「word,without word」のシリーズがとても好き。多彩な人なので他の演奏も魅力的なのだが、このシリーズは聞き逃さないようにしたいと次回も期待している。
【日本対がん協会】
私は母を肺がんで亡くしました。私の支えになってくれていた大親友のママ友も、がんで亡くなりました。いずれも告知されてから半年以内という短い闘病生活でした。今の時代、2人に1人はがんになると言われています。あなたの隣に座っている人は、がん患者さんかもしれません。
日本対がん協会は、①がんの予防・検診の推進②患者さまやご家族の支援③正しい知識の啓発運動を活動の軸として1958年に創設されました。
私が協会の事を知ったのは、母ががんの告知を受けた時でした。なんとなく新聞広告(朝日新聞)を見ていたら、がんに関する講演会があることを知って聞きに行ったことが初めてでした。何も知識がないことが不安だったからです。何をどうしたら良いのか?心理的な安心感が欲しかったのだと思います。正直に言えば、その時の講演会の内容はあまり覚えていませんが、学術的な内容とケアの話などを、静かに、感情を高ぶらせることなく、良い意味で淡々と講義を受けた印象でした。心の底が動揺している自分を落ち着かせてもらったような気持ちになりました。そこでいただいたパンフレットの協会の活動内容にも共感して注視するようになりました。その後、母を亡くした後は少額ですがリサイタルから寄付するような形にしています。がんに対する心構えや支援のしかた、当事者や家族がどんな思いで過ごすのか・・・少しでも寄付という形で支援を続けて、活動を自分事として応援したいと思いました。父が定年までの10年間くらいを、医療関係の団体に所属していたこともあり、そういった内容に関して抵抗なく情報を取り入れることができたのかもしれません。がん告知の後にセカンドオピニオンを取り入れたこと、母の最期をホスピスで過ごせるように父と話し合ったこと、最後まであきらめずに免疫療法をしたりと物理的な支援に力を注ぎました。でも、母は本当は心理的に寄り添ってもらいたかったのだと思います。自分の母親の写真に向かって「お母さん、苦しい、助けて」とつぶやいている姿が私にはとてもショックでした。死について怖かったことも一因でした。今は違います。その時どうすればよかったのかもう少し考えることができます。人はいつか死に直面するけれど、その経緯は人それぞれだということをその後の人生28年かけて痛感しているので、様々な思いを込めて寄付という行為が自分の支えになっているように思えます。
さて、その日本対がん協会の主宰する『ジャパン・キャンサー・サバイバーズ デイ2026』に参加してきました。(6月7日)。恥ずかしながら寄付はしていても、こういったイベントに参加するのは初めてでドキドキしてしまいました。当日はがん患者さんやご家族、医療関係者が多数参加されるということで、部外者では?と思いつつ一人もひとりでいってきました
講演2つとトークセッション。合間にストレッチの時間。それ以外にはたくさんのブースを見学することができました。がんを抱えながら生活する人を支援する団体・緩和ケア・お化粧・ウィッグなどの紹介から、がん研究についてなどの他、相談の声などの展示もありました。
今回注目したのは、がんの告知をされた方、治療経験者のトークセッションで、どんな情報よりも貴重な言葉たちでした。特に今回は「おひとりさま」のがん告知・治療・退院後の生活などで困ったことなどのお話を伺うことができました。他人ごとではない内容で、改めて自分のことを見直すきっかけにもなりました。何を自分で行い、何を支援してもらうのか。慌てないため、そして自分自身をしっかり自分で守れるようにしていくにはどうしたらよいのか。お話を伺いながら、頭の中で自分をあてはめながら・・と思考がフル稼働の時間でした。「おひとりさま」は孤独ではない。自分から遠ざかってはいけないということ。「おひとりさま」だからといって遠慮することはないということ。
でもね。助けを求める人も選択しないと、無意識に傷つけてくる人もいるので、その見極めも難しいことだよなぁ、とも思いました。先の先を読みすぎて疲弊する自分に嫌気がさしますが、世の中ってそういうことでもあると思っています。
トークセッションに出演していらした方たちは、今なお治療中とのことでした。ユーモアも交えながらお話しする姿の内側に、きっと見えない傷をたくさん抱えていらっしゃるのだろうなぁ、とも思いました。
ソーシャルワーカーの方のお話も印象的で、「当たり前に家族がいることを想定してはいけない。すでに日本社会には単身生活者が全世帯数の30%以上を占めている。様々な事情で単身生活を送っている現状を制度が阻害している」といった投げかけから、私たちができることは違和感を伝えつづけることなのかも、とも思いました。制度を変えることって大変ですが、小さな声を集めて大きくしていくことが大切なことだと思います。
当日のブースの中に、POLAが提供しているハンドマッサージを体験しました。久しぶりに他人から施術されることの心地よさに浸り、良い時間を過ごすとができました。
【時間のオーガナイズ講座】
オンラインまたは対面で「時間のオーガナイズ講座」を開講しています。
この講座は、「時短」「効率化」「ノウハウ」というより、「自分の大切にしていることは何?」という根本の部分から「時間」を考えていくステップを踏みながら学んでいただきます。
講座を聴いて「へ~そうか~」で終わるのではなく、しっかりとご自分の生活の中にノウハウを落とし込んでいただくまでサポートしています。
近頃はオンライン講座を受講される方も多くなり、情報が有象無象に流れ込んできます。
目の前に現れる新しいものに飛びついてしまって、しっかりと講座内容を咀嚼する力が薄れているような気もします。
せっかく講座を受講していただくのであれば、その内容をしっかりと身に着けていただきたいと思っています。
ちょっと暑苦しい講座になりますが、ご自分を変化させてみませんか?
【芒種】ぼうしゅ
稲などの種をまくころ。そろそろ梅雨がはじまります。
以前のようなしとしと降り続く「梅雨」ではなく、ザッと短時間に滝のように降る「ゲリラ豪雨」が多くなりました。出かける時には晴れていても、いつ急転するかわからないお天気。カバンの中に傘を常備しないと不安ですね。
私は梅雨時期に足首を骨折するケガをしたことがあります。子育て真っ最中の時でした。次女を一時預かり所に送り届けるために慌てていたということもあるのですが、自宅前の道路へ一歩踏み出す際の段差、縁石が雨でぬれていて滑って転んでしまったのです。全体重が自分の足に乗って(!)骨折しました。原因は靴。底の減ったローファーが原因でした。痛い足をかばいながら次女を送り届け、整形外科に駆け込んでレントゲンを撮りました。先生が「あ~残念だね、折れちゃってるよ」という言葉に呆然として「今は腫れているからギプスができない。腫れがひくまで多分1週間かな。それまで一応固定しておくけれど、気をつけてね」と言われてもピンと来なくて、帰宅してタクシーでリハーサル会場に行きました。「塚本さん、顔色悪すぎ」と言われてすぐに家に帰されました。その後は各所にご迷惑を掛けながら、リハーサルや本番をこなしました。今考えると怖い…。その時は必死だったんですけれどね。整形外科の先生が「リハビリに通った方がいいけれど、子どもが小さいと無理でしょ。何か不具合があったらすぐに見てあげるから。」と言われてホッとしたことを覚えています。無我夢中の子育て期に、そういう言葉をかけてもらって安心しました。自分の感覚を信じて動いても大丈夫だよ、と言われたような気がしたからです。
以来、雨の日の靴には神経質になっていますが、それでも思わぬ時に滑って焦ることもあります。
スーパーやレストランの床にはご注意!
慌てずゆっくりとした行動を心がけたいものです。
ドイツに住んでいた時には、狭いアパート暮らしだったのでテラスに出て食事をすることができませんでした。特に初めの部屋は中庭に面していて、部屋の中が暗くて窓も小さく、洞穴のような雰囲気でした。引き籠って集中するには良い環境だったかもしれません。2件目はキッチンから掃き出しの窓があり小さなテラスがついていましたが、ダイニングに座って窓を開けるだけでテラスの雰囲気があったので満足でした。地域的に少し不安定なところだったので、あまり目立つことはしませんでした。周りの人たちもそういった余裕がないようでした。住む場所によって環境は変わります。
この時期になるとドイツ人は外に出ることを楽しみにしています。レストランやカフェは、天気が良ければテラス席はいつもたくさんの人でにぎわっています。店に入れば当然のようにテラス席に案内されます。ずっと気になっていたお店だけれど、どんなメニューがあるのか気になっていた場合は、テラス席に座る人たちにお料理をこっそりのぞいてジャッジすることもできます。「ふむふむ、なかなかボリュームが多そう」「お、サラダが彩りよくておいしそう」など、実際のお料理が見られるのは助かります。
友達の自宅へ招かれても、お天気が良ければ庭での食事。簡単な食事でも外の空気でよりおいしく感じられます。ヴァイオリンの師匠の家は、都市部から少し離れた小さな村にあって、自分たちでリフォームしながら建てた家でした。中庭の緑が美しくて、いつもお茶を飲んだり食事をする場所は庭でした。
そんな雰囲気を日本でも味わいたくて、我が家の庭はテーブルと椅子が設置してあります。去年のエクステリアリフォームの時も、条件の中に「外で食事ができるスペースの確保」というのは必須でした。見た目、デザイン、管理のしやすさは考えなければなりませんね。
暑すぎる夏の間はなかなか利用できませんが、そのほかの季節はなるべく外に出ます。
寒い冬に防寒をして温かい飲み物を飲むのも一興です。
今の時期は虫(蚊)の対策はしなければなりませんが・・・それでも外の空気は気持ちが良いものです。