塚本香央里(つかもとかおり)
 ~ヴァイオリニスト&ライフオーガナイザー~
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160「サックスコンサート」

2026/06/09
160「サックスコンサート」
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

サックスのコンサートを聴きに行った。

word,without words/yoshida mitsunori

(saxophone/flute YOSHIDA Mitsunori ・ Pianoforte TAKADA Yukie)


土曜日の夜8時開演で1時間のプログラム。

1日の予定をこなしてから準備をして、のんびりと出かけて1時間という時間を楽しく過ごしてサッと帰宅する。なんとも軽やかで負担の少ないおでかけ。その日は朝からガッツリ掃除をして、様々な手続き系を神経すり減らしてから、少し重めの昼食を食べて作業。一段落したところで準備をしてからコンサートへ向かうという段取り。帰宅してから軽食を食べて寝るだけ。本当に素敵な時間の過ごし方ができた。


サックスという楽器を良く知らない私には、良い意味で無責任に楽しんで聴けるところが嬉しい。どんなに難しいテクニックかも知らないし、管楽器の表現方法は弦楽器とちょっと違う感じでサックスの音をなぞるのも物珍しい。

夫が「老後の楽しみにサックスを習ってみたいなぁ」と言っていたので「あら、吉田さんに習えばいいわね」と言っていたことをいつも思い出す。

夫が住んでいたドイツのマンションは1階に歯科医が住んでいて、夜になると照明を暗くしてサックスの練習をしている姿が見えた。ちょっと気晴らしに吹いているといった風情で机に寄りかかって低い音でバラードを吹いていた。二人で「かっこいいねぇ・・・」とそっと覗いた小さな思い出。


今回は荒井由実のセカンドアルバムをサックスで表現していくという企画。

歌詞がなくメロディーだけだけれど、不思議としっかり歌詞が聞こえてくる。それは吉田さんの楽器に吹き込む息がちゃんと歌詞をなぞっているからなのかなとも思う。ため息のようにうたう、熱量高めにうたう、色とりどりの音がそれぞれの曲に表れてくる。

吉田さんとは聖路加国際病院でのボランティア演奏で知り合った。控え目で優しい音を出す人で、私は特にこの「word,without word」のシリーズがとても好き。多彩な人なので他の演奏も魅力的なのだが、このシリーズは聞き逃さないようにしたいと次回も期待している。