こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。
午前中に集中して仕事を済ませ
お昼をしっかり食べて
午後の早い時間に練習をひと段落させて
夜の時間帯に映画を見てきました。
『ベートーヴェン捏造』
夏の前に予告編を見て
「なんだかおもしろそう!」と思いながら
「なんか、どこかで見たことのあるタイトルだな」と
本棚を覗くと同じタイトルの文庫本が・・・
昨年、福岡へ行ったときに
楽器屋さんの本棚に並んでいたものを
「なんかおもしろそう~」と買っておいたものでした。
(おもしろそう~しか考えていない単純なワタクシ)
あわてて文庫本を読み
「やっぱり、おもしろい」と
映画を楽しみにしていました。
しかし・・・
夏は暑くて忙しくて時間がなく
気がつけば映画公開もそろそろ終わりに近づいている様子。
あわてて調べると夜のみの1回上映。
さすがに夜の上映時間は客席もまばら。
ワクワクしながら観ました。
おもしろかった。
ベートーヴェンも、シンドラーも
チェルニーもリストもベルリオーズも・・・
みんな日本人で
日本語をしゃべっているのに
その人にしか見えない。
詳細は本を読むことをお勧めするし
絡み合った人間模様や時代背景などは
やはり文字を追う方がわかりやすいです。
本を読んでから映画をみる、という順番がおすすめ。
映画は軽やかで
ウィットに富んで
重要なところをピックアップしているので
細かい演出を楽しむ娯楽性の豊かな作品。
観終わった後は
ただただ
「おもしろかった~」
もっと深く考えた方がいいって?
いやいや
単純に「楽しいね」って思える作品も
すごく大切だと思います。