塚本香央里(つかもとかおり)
 ~ヴァイオリニスト&ライフオーガナイザー~
 

234「炉開き」

2026/11/02
234「炉開き」
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

日暮れが早くなりました。

気温も下がって秋が深まってきていることを感じます。

今日は【炉開き】。

茶道では11月の亥の日に畳に切り穴をあけて備え付けられた炉を使い始めます。茶室や茶道具を冬仕様に切り替えるという、新しい季節のスタートになるのでおめでたい祝い事です。お茶菓子に「亥の子餅」をお出しして、火難除けの願いを込めるとか。

私の父は晩年、茶道のお稽古に通っていて、毎年お正月に薄茶をごちそうしてくれました。真面目な父が、更に畏まってお茶をたててくれる姿は私にとって少し滑稽でもあり、気恥ずかしいものがありました。所作に気を配り、孫娘たちをアシスタントに立ち回る姿を今でも鮮明に覚えています。娘たちにとっては、良い思い出になっているようです。


母も茶道は上級のお免状をいただいているくらいの技術を持っていたようです。「花嫁修業でお稽古に通っていたのよ」とサラリと話すくらいだったので詳細はよくわかりませんが、幼いころに立ててくれた薄茶の味はとてもまろやかでふわりとしたのど越しでした。お茶の趣味は私には伝わらず、その代わり姉がしっかりと受け継いでいるようです。お抹茶にもこだわり、茶菓子も揃えてくれます。
ごちそうさま・・・いつもありがとう・・・