塚本香央里(つかもとかおり)
 ~ヴァイオリニスト&ライフオーガナイザー~
 

255「レクチャーコンサート初期」

2026/09/13
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

今日の記事は昨日の続きです


「音の旅人」レクチャーコンサートはその後、年に2回のペースで続けていきました。2000年に長女、2004年に次女が生まれてからも、コンスタントに続けました。その他に2001年からは12月のリサイタル公演も定期的に開催するようになると、子育てと音楽活動の両立がなかなか難しいかもしれないと感じるようになりました。預け先を考えることやその料金など。それでも自分が演奏したいという気持ちに変わりはなく、「今はそういう時期なんだ」と言い聞かせてレクチャーコンサートを年間4回に増やして続けることにしました。年間4回!ってかなり大変でしたが、定期的に会場を借りるために交渉した条件が年間4回だったため、その時は覚悟しました。今が正念場だと自分に言い聞かせて。その時の私は、今考えても忙しさのピークで手帳は予定でギッシリ。家事洗濯・娘たちの習い事送迎、学校行事やPTA、自分の予定、コンサートの企画・出演交渉・書類づくり、そしてヴァイオリンの練習でアップアップでした。当時の共演者の方には本当に助けていただいたし、ご迷惑もかけっぱなしでした。振り返っている余裕もなく、走り続けていた時期でした。もちろん、家族も手伝ってくれました。それぞれが精いっぱいに頑張ることが家族みんなのモチベーションでもありました。この時期に【細かい時間を無駄にしない】というコツを身に着けることができたのかもしれません。

 

しかし、レコーディングや演奏会のお誘いを時間の許す限り引き受けていたものを、ある時から大幅に削減することにしました。【子どもの成長と自分の演奏活動】を天秤にかけました。子どもの成長は一瞬です。その時を逃してしまったら取り戻すことはできない。でも、自分の演奏活動はそれまでの積み上げが糧となって、いつでも取り戻すことができる。その一時期をリサイタルだけに集中すれば自分の満足度は高いのではないか。そうしてレクチャーコンサートをお休みにすることを決めたのが2014年。ちょうど娘たちが将来についての決断をじっくりと考える時期でした。