塚本香央里(つかもとかおり)
 ~ヴァイオリニスト&ライフオーガナイザー~
 

240「ポンピングブレーキの必要な50代後半」

2026/08/29
240「ポンピングブレーキの必要な50代後半」
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

SNSを眺めていたら「時短ステージを卒業します」というひとことを見つけました。

自分のキャリアに忙しい30代、子育てや家庭でてんてこ舞いの40代を経て、50代前半は本当に大変な時期です。そして、ほんのちょっと余裕のできた50代後半には必要なことかもしれません。

でもね、なかなかうまく移行できないのも確かなのです。忙しい日々に慣れてしまった身としては、目配りがききすぎて、あれこれ気になったり手を出したくなってしまうのです。そしてそれができてしまう・・・家族への必要以上の干渉・手伝い・口出し。自分自身への必要以上の叱咤激励。予定がびっしり書き込んであるスケジュール帳が自慢・・・私に当てはまることばかりです・・・


50代の後半になって、それが少し重荷に感じることが多くなりました。

本当はひとつひとつのことを丁寧にこなしたい。やっつけ仕事ではなく、ちゃんと準備に時間をかけたい。焦って行動してケガをしたくない。そんな思いが積み重なりました。でも、どうすればよいのかわかりませんでした。アクセルを踏むだけの生活から、上手くブレーキを掛けることができない。ブレーキを踏む勇気がありませんでした。

ブレーキを踏む勇気。

私はまず家族に朝食を作ることを辞めました。食材だけ色々と買っておいて、自分たちで朝ごはんを作るようにしてもらいました。次は、スケジュールを詰め込むことを辞めました。予定を組むときはなるべく曜日を決めて、時間帯も自分のルーティンが崩れないようにしました。休むときはしっかり休むように自分に言い聞かせました。それから地域の役職を辞めました。これから先は、音楽家として演奏したり講師をしたいのでその準備期間にしたいと思ったからです。

様々な経験を積む時期は過ぎました。

これまでに得たことは、ちゃんと自分の中に蓄積されているはずです。少しくらいペースを落としても大丈夫。そう思えるまで1年近くかかっています。これから迎える60代に向けてしっかり準備していきたいと思っています。