塚本香央里(つかもとかおり)
 ~ヴァイオリニスト&ライフオーガナイザー~
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2026/04/26
116「心のバランス」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

心のバランスをとるとき、私は正反対のことをやってみることがあります。

予定をぎっちり詰め込んで動く日と、何もしないで庭でボンヤリ過ごす日。ハードボイルド系サスペンス物の本を読みながら、穏やかなエッセイ本を読む。気持ちの揺れ動きは激しくて、ちょっと疲れてしまうかもしれませんが、電池が切れたようにパタリとお布団に飛び込むのも悪くないものです。

そうすると、心が動いて身体が動くようになる気がします。私は自分を労わりすぎて動けなくなってしまうことがあるので、時々荒療治で「エイっ!」と自分に喝を入れる時もあります。

自分自身をコントロールできるのは、自分の性格をよく知っているからです。

どこまで自分を甘やかすべきか、どこまで自分を鼓舞させていいのか。その調整は自分が一番知っているはずです。「あ、まだ早かったな」と思えば休めば良いし、「お、もっと頑張れそう」と思ったらアクセルをグッと踏み込めばいいのです。

季節の変わり目は、心のバランスが崩れる時期でもあります。
どうしたら自分にとって心地よいのか、押したり引いたりと自分のケアを考えてみるチャンスです。

私は他に、ツボやお灸も取り入れています。

参考にしている本は『まいにちの東洋医学』(クボ鍼灸院・久保和也 朝日新聞出版)

季節によってゆらぐ体調を、二十四節気に沿ってセルフケアのアドバイスやコラムが載っています。かんたんな図解とわかりやすい説明で、ページのレイアウトの余白の大きさが魅力です。ササっと読んですぐに実行できる手軽さがあります。

文字を追うのも集中力が必要な年代。じっくり時間をかけて読む小説も好きですが、隙間時間に読めるこういった本も、手元にあると安心できますね。






2026/04/24
114「少し頑張る・整える」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

そろそろゴールデンウィークの気配が感じられる日々でしょうか。

新年度・新学期の緊張した気持ちに余裕が生まれたころ、長めのお休みが入ってしまうと調子が崩れる方もいるでしょう。思っていたよりも頑張りすぎてしまったら、お休みの期間中に心身を整えるのも良いでしょう。


私自身は4月に入ってから、少しずつアイドリングを始めていたのですが上手く回らずここまで来てしまいました。今年は初めから本当に調子が良くなくて、目の前のタスクをこなすだけで前に進むような感覚がありません。同じところに立ち止まって、グルグルと同じことを繰り返し考えているような気持ちです。まぁ、そんなときもあるよね…と思いつつ、そろそろ何とかしなきゃ・・・と焦る自分がいます。

『自分を大切にしながら、ちょっとだけ頑張ることもしないと動けなくなるよね』
ふと耳に入った言葉ですが、その通りだと思いました。
自分を過保護にしすぎると、だんだん殻にこもっていってしまいます。すっぽり入ってしまったら、抜け出すのに時間がかかります。軽やかに生きたいのであれば、少しでも動く必要があります。別にどこかへ出かけて誰かに合うためじゃなくても良いから、思考を動かすことが大切かもしれません。

私の場合は、強制的に規則正しく生活してみようかと思います。

明日からの12日間。早寝早起き、食事に気を遣いながら、タスクをこなして1日の満足度を上げていくつもりです。

名付けて【ひとり合宿】。

ちょっとした楽しみもちりばめながら、自分自身を整えていきます。



2026/04/16
106「リサーチの力は心の安心安全」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

私にはリサーチ力が足りない。

私の育った家族では、決めるのはいつも父が中心で、計画通りに上手くいってもいかなくても誰も文句も言わなかった。家族旅行の最盛期は父の海外駐在中だったので、姉が堪能な語学力を活かして計画の後押しをしてくれた。私は一番年下だったので、決定権も発言権も重視されていなかったのかもしれない。そのため、そういった計画をすることを経験せずに大きくなってしまった。大学時代も幹事のようなことができないし、苦手だった。友達におんぶにだっこ。留学中の旅行の計画や、自分の町を友人に案内するといったことも得意な方ではなく、ただひたすら散歩に付き合わせていたような気がする。知らない土地に行っても、知らないことが多いまま過ごしてしまった。

あの頃の私には『○○へいったら、○○をみて、○○を食べてたのしもう!』といった計画が全くできなかった。

「どこに行きたい?」「何が食べたい?」と言われても、リサーチするという考えがなかった。

「知らない土地だからどこを見ても楽しいはずだし、好き嫌いはないのでおススメを食べるだけで充分」といったはた迷惑な思考しかなかった。これでは記憶が定着しない。どの記憶もぼんやりしてしまうのだ。


今の家族でドイツとフランスへ出かけたことがある。短い期間だったが、その旅行は今でも記憶にはっきりと残っている。なぜなら、私がガイドブックを読み込んで、娘たちに見せたい場所や美術館、教会へのルートを細かに調べたからだ。まだ私自身がインターネットを使いこなせずに、本を買って調べた。娘たちに本物をみせたい!という意気込みからだったのだと思う。娘たちにヨーロッパへ行ったときは、その町の中で一番高い所へ行って周りを見ることを教えたのもその時だ。パリで初めて行った場所は凱旋門。あの屋上に登ればパリ市内のほとんどを見ることができる。凱旋門から放射状に延びる道。遠くに見えるセーヌ川、エッフェル塔、バスティーユ、モンマルトル。その光景を頭に入れて歩けば、街のどこあたりに自分がいるのかをなんとなく把握することができる。そして、歴史やそれぞれの関係する出来事をより深く理解することができる。

パリでの移動は歩きが基本だった。小さな小道や公園の花々を眺めて通り過ぎながら、歩いている人たちの服装をチラッとみたり、アパルトマンの窓やドアの装飾に心を躍らせたりして、多少雨が降っていても歩き続けた。疲れて不機嫌になっても、どんなに観光名所で長い列に並んでいても、ハッと感動した瞬間がすべての苦労を拭い去ってくれる感覚。その時の記憶は小さくても詳細まで鮮明だ。


その時から、私は準備することの大切さをしっかりと理解することができた。大変に遅まきながら・・・


計画しすぎて窮屈なこともあるが、安心安全のためには大まかな区切りは必要だと思っている。一人旅でも、ザックリとした計画を立てながら、その時の体調や気分で少しずつ変更していくこともできるようになってきた。そのためには、リサーチ力。調べることでトラブル予防にも、安心にも、自分の体調にも役に立つ。

そう、変更可能な旅は贅沢だ。

人生も旅と同じ。
そのためには、もっとリサーチ能力を上げていかないと…と思っている。



2026/04/03
93「ワードローブを春仕様に」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

金曜日はすでに週末気分です。
今日は穏やかな春らしい1日でした。
気温も上がって気持ちが緩みました。
この冬によく着ていたセーターを手洗いして、朝早くから日に当てたのでふんわりと仕上がりました。

私は大掛かりな衣替えをしませんが、季節ごとの小さな変化はクローゼットに起こしています。
靴下を全部出して、厚手の靴下から軽やかな素材へと並べ替えることや、セーターを全部出して重たいセーターを脇に寄せて、パリッとしたシャツを目に映るようにかけ替えたり。そうすると、去年愛用していたセーターの出番が減って、今年はインナーを新調して組み合わせていたニットがありました。少し動かすことで広がるさざめきのような気持ちの変化。その小さな変化を見逃さず、心と身体が心地良いワードローブを大切にしたいものです。
ワードローブを見ると、今までの自分を見直してこれからどんな自分になりたいのかな…ということがわかってくるような気がします。

年を重ねるということは「老い」を意識することになります。色々な不具合がでてきて、がっかりしたり、腹立たしかったりしますが、それも自分。いつまでも若い気分でいることは、ちょっと危険だったりします。これから先、どんなシニアになりたいのか…真剣に考えることも前向きに捉えたいですね。私の母は62歳で亡くなったので、私がその年になるまであと4年。あの頃の母は泳ぐことに夢中だったので、体型もスリムな小奇麗マダムでした。小柄だったのでキュートなイメージもあり自慢の母でした。最期の日々は子育てをほぼ卒業して、父との二人旅を楽しみつつエッセイ執筆に夢中な生活でした。
「老い」は確実にやってきます。その人それぞれのペースで。

携帯電話の写真フォルダを整理しながら、体形の変化をチェックしたり、顔のたるみを厳しくクローズアップしたり(どうすることもできないのですが…)自分に似合うもの、似合わせたいもの、お気に入りのものを探して気持ち良い日々になるように、ちょっとだけ努力してみようと思っています。



2026/03/27
86「ヴァイオリニストとメンタルオーガナイザー②」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。


今日の記事は、昨日の続きです。 


85「ヴァイオリニストとメンタルオーガナイザー①」 こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。私の所属するライフオーガナイザー協会には専科資格に「メンタルオーガナイザー」があります。それをみつけたときに「自分の人生をコントロールできるということを実感する」という文言にと...
 

「メンタルオーガナイザー®」

この資格を取ったのは3年前の秋。

講座の申し込みは実父の寝ている横でした。

開催日程が不定期なこの資格講座を、逃してはならないと焦って申し込んだ記憶があります。

開講は6月と7月。

・・余命宣告をうけた実父は、その頃にはもういないかもしれない。
・・でも、様々なことをこなしつつも、きっと受講できる。
・・今度は対面だから、じっくりと勉強できるに違いない。
そんなことを思いながら、実父を看取った後の自分に力を与えるために受講を楽しみにしていました。
ただ、そんな状況にはなりませんでした。
4月になってから立て続けに実父を含めた家族2人の死。
葬儀・相続・手続きの嵐。

自分の状況は、まさにどん底以下。

こんなことで受講しても大丈夫なんだろうか・・・と不安に思いながら臨んだ講義は、やはりハードでした。


実験台はいつでも自分。

一緒に受講した仲間たちと先生に助けられながら勉強をこなしていきました。

途中で自分の心の中を厳しくえぐることもあって、少しだけ凹むこともありました。

何気ないひとことに、激しく動揺したりしました。

自分の心をのぞき込み、実験し、実践して、心が崩壊してもおかしくない状況を潜り抜けていたように思います。

同時に、自分の気持ちを外から見ることができて、客観的に自分を見るというクセを身に着けることができたように思います。


大丈夫。

自分で自分を支えることができる。

きっと時間がかかるかもしれないけれど、ちゃんと自分を支えることができるはず。

 

ただ、最終課題である実践のクライアントへのセッションは難しかったです。

まず、自分の状況を説明しなくてもよい知人を探すのに苦労しました。
課題だけに集中できる人にお願いしたかったからです。

その声掛けがなかなかできず、声をかけても「あなたのそんな状況のところに行けない」と断られることもありました。

最終的には家族も含めて3人の方に協力してもらって課題を仕上げました。

あのとき、私と一緒に過ごしてくださったクライアントさんには、今でも本当に感謝しています。

 

心を整える作業を自分でできるのは、自分自身がとてもラクになります。

私の場合は「喪の作業」をしながら、少しづつ進めていきました。
無理をしない、時間がかかっても大丈夫、自分を追い詰めすぎない。
もしかしたら、その作業は回り道だったかもしれません。
それでも私は自分の歩いている道を踏みしめたかった。
このような経験は、ヴァイオリニストとして演奏するうえで貴重な体験となり
自分の演奏に説得力が増したような気がします。
ヴァイオリニストは霞を食べて生きているわけではなく
俗世にまみれながら、泥臭く生きているということを
私自身は大切にしたいと思っています。





 

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