家族が減って、献立を考えるといったストレスが減ったと同時に寂しくもあります。
「今日は何にしようかなぁ」
「昨日の残り物と合わせるには何が美味しいかな」
「今夜は少しワインを飲みたいからおつまみはどうしようかなぁ」
とアレコレ考えることもなく、ちゃちゃっと献立が決まってしまう潔さと空虚感が交りあいます。
以前では考えられなかった(買ったこともなかった)カット野菜を利用したり、フライパンひとつで出来上がるメインディッシュ、焼くだけ、煮るだけ、オーブンに任せるだけのワンプレートディッシュが増えました。あれこれ食器が並んでにぎやかだったテーブルも、数少ないお皿ですんでしまいます。気をつけないと食べることへの興味がグンと減ってしまいますね。
買い物へ行くと、おひとりさまと思われる様々な年齢の方がいらっしゃいます。今は男女関係なくキッチンに立つ人が増えたので、カゴの中はそれぞれの個性があふれているような気がします。つい気になってのぞき込んでしまいます。野菜を吟味してひとつずつ選ぶ方。調味料売り場で真剣に悩む方。精肉売り場を行ったり来たりして見比べる方。そんな方たちは清潔感があって、経済観念もしっかりとして、【足るを知る】生活をしていることが透けて見えます。
「生きることは食べること」
私もしっかりと食べることを楽しみながら、自分を高めていく生活をしていきたいと思います。