こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。
【立春】りっしゅん
二十四節気では立春が一年の始まりです。
そのため、前日の節分の日は大晦日に当たるわけなんですね。
新しい年に鬼がやってこないように、という意味で豆まきするそうです。
我が家は恵方巻を食べる習慣はなく
福豆を年の数だけ黙って食べる・・・ということをしていました。そして、干支もこの立春から変わるので今日からやっと「午年」になります。
あぁ、今年は新年からうまく動けなかったなぁ・・・とがっかりしていても大丈夫。
今日からまた始めれば良いのです。(私も同じなので大丈夫!)
私は毎年1月はのんびりと過ごしています。
休むことに罪悪感を感じず
予定のないことを焦らず
しっかり自分に余裕を感じられるようにすることの大切さを
つい最近になって心から思えるようになりました。
1月は立春を目指して、少しずつ整えている感じです。
アクセルとブレーキを踏み分けることは
大人の私たちだからこそできること。
年も改まったので

積読解消の日々。
『たりる生活』(群ようこ・朝日文庫)
今年になってから、終活・一人暮らし高齢者・介護・終の棲家といったワードが頭の中をめぐっているので、本屋さんに行っても目に付く本はそちらの方面ばかり。
今や日本の人口の29.4%が65歳以上という世の中。(75歳以上も総人口の17.2% 2025年9月15日現在)
増え続ける高齢世代に片足を突っ込む身としては、甚だ不安でしかない・・・。
そんな思いで買った本たちは、重量級の内容で消化が悪くて胃もたれ気味でした。
積読解消するにも、消化が悪くてなかなか厳しい状況を打破するために読んだこの本は、ちょっぴりノホホンとしていて、途中でクスッと笑いながら読めました。
シニア世代の引越しは、本当に大変です。
自分の歴史を背負っているわけですから・・・ね。
著者が一人で自分の荷物と格闘している様子を見ると
「あぁ、ライフオーガナイザーにご相談してくださったら、もっと楽になるのに・・・」
という思いも抱えつつ、執筆ネタがなくなるからダメか…と思ったりして。
それでも、どのようにご自分で進めていかれるのかしら?という視点でも読むことができたのは、新しい視点でした。
荷物の整理に明け暮れながら
「もう何でもいい~」
と投げ出したくなったり
「あれ、なんでこんなものを持ってきてしまったんだか・・・」
と引っ越し後に思う気持ちもわからなくもない。
実家を2回も家終いした私は、次は自分の家を終うのはちょっと勝手が違うぞ…と思っている。
この先のことを考えると少しだけ憂鬱にもなる。
今日はお雛様を飾りました。
いつもの年より早い、私にしては珍しく落ち着いた気持ちで飾ることができました。
まぁ・・それほど大きくないお飾りなので、ほんの5分もあれば完了ですが・・・
それでも、これまではその5分が捻出できない状態だったのに・・・進歩です。
なぜ今年は早く飾ることができたか?
飾っている間も収納用品は元の場所にしまっておけばよいし、ひな祭りが終わったらそのままササっとホコリをはらって元通りに収納して完了。
私は娘たちのためにお雛様を用意していません。
でも、我が家にある小さなお雛様と、実家の雛飾りを胸に留めてくれれば満足です。
日曜日。
週末のヴァイオリン練習で一番難しい日。
外はだんだん暗くなって、週末の終わりが見えてくる時間。
気持ちも、少し内側に向かうように促していく。
この1週間の出来事を思い返しながら
音を出すだけで、気持ちが少し整うことがある。
音楽は、元気なときだけのものじゃない。
こうして静かにそばにいる瞬間があるから、
私は弾き続けてきたのかもしれない。
また来週、日々が始まっても、
音と一緒に一歩ずつ歩いていけたらいい
土曜日。
個人的には少しナーバスになることも多い曜日。
もう少し規則正しい生活をしなければ、と思いつつ
いつも私はどんな気持ちでヴァイオリンの練習をしているかな?と
改めて見直しています。
最近は意識的に
週末は練習の質を少し変えるようにしています。
私の今の状態は
イレギュラーな予定も多く
時間がまとまって取れない日があったり
集中できなくてかえって雑になったりするのです。
プロとして大事なのは、
毎回の練習を完璧に仕上げることよりも、
音や体の状態を把握し続けるほうが大切だと思います。
短い時間でも、
今日の弓の重さはどうか、
左手は無理をしていないか。
それを確認できれば、十分な日もあります。
指導をしていて感じるのは、
「たくさん(無駄に)練習している人」よりも、
「今日はここまで、と(自分で決めた範囲で)止まれる人」の方が、
安定して伸びていくように思います。
うまくいかないところを無理に押し切らず、
気になる部分だけを切り取って、静かに向き合うこと。
そうした積み重ねが、次の日の音をつくっていく。
週末の練習は、がむしゃらに弾くだけでなく
流れを整えるためのもの。