塚本香央里(つかもとかおり)
 ~ヴァイオリニスト&ライフオーガナイザー~
 

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2026/02/09
40「本は読むだけじゃない」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

あまりにも重たい本(内容的に)を読みすぎて、正常な生活に戻れなくなりつつあるのでちょっと違う本を読んでみました。

 

その前に・・

はるか昔のこと。ドイツ留学生活時代に本に没頭して昼夜逆転の生活をしていたことがありました。

「一人暮らしの醍醐味よね」

と当時は思っていたかどうか定かではありませんが、とにかく日本から持ち帰った本の楽しさから抜け出せずに読書を貪っていたことがありました。

好きなように読書を楽しみ、昼間はドイツ語学校に行きつつ宿題をこなしてヴァイオリンの練習をしてご飯を作って食べるという、今考えれば夢のような生活。

その後、オーケストラで働き始めて生活のリズムが加速。

日本帰国後は、必死に走って目の前のタスクをバッタバッタとなぎ倒す日々。

その頃には、文字を読むのは新聞広告か娘たちが持ってくる学校のお知らせか、良くて新聞の短いコラムのみ。

「あぁ、本が読めるようになるのはいつなんだろうか」

とため息をついていた日々。

 

気がつけばまた読書に沈む毎日がやってきました。

幸せなことです。(ちょっと目がしょぼしょぼするけど)

この幸せを、しっかりと享受したいです。

 

そして、実は本を読むことが苦痛ではなくなったことに、自分の中の余裕を感じることができました。

自分を抱きしめたくなりました。

「そうだよ、ちゃんと読めるようになって良かったね。この3年間読みたくても読めなかったからね。苦しかったものね。」

忙しくしていなくちゃならない、暇だって言っちゃいけない、頑張っているって思われなくちゃいけない、という呪縛がとりついていたからとても苦しかったです。誰に思われているわけでもないのですが。

 

そんな思いから今回は『HYGGE 365日シンプルな幸せのつくり方』(マイク・ヴァイキング 三笠書房)を改めて読みました。

(前置きが長すぎた・・・そして、読むというより眺めた・・・かな)

購入したのは2018年頃だったと思います。

その頃は娘たちが巣立ちを意識し始めて、生活全てが全速力で。

とにかく走らなければ追いつかないような時期で・・・自分の中で何か警鐘が鳴り響いているころでした。

この本を手にしただけでホッとした記憶があります。

HYGGEなスペースを家の中に作りたくて・・・

自分の逃げ場所が欲しくて・・・

自分の本だけを集めた場所を作ったのもこの頃。

その後、コロナ禍で家族それぞれが居場所を求めて家の中をウロウロしてイライラしていたときに、家族が集まってアペリティーヴォを楽しむ時間を作ったのもこの本がヒントでした。


そんな生活がガラリと変化した3年前。

私の世界から本の存在が希薄になりました。

読まなければならない書類の文字を追うことが精いっぱい。

実用書を読んで理解することが急務。

送られてくる手紙に返事を書くことで気力を奪われる毎日。

それが少しずつ変化してきたとき、この本は本棚の片隅にそっと置かれるようになりました。


きっとこれが一段落したら読める気がする。

私だけのHYGGEを探そう。

 

本棚に置かれたときには思い出すことが多すぎて見るのも辛かった表紙の絵。

でも、敢えて私がその本を置き続けたのは、自分が心のどこかでHYGGEを望んでいることを感じたからだと思います。

そしていま、この本は改めて私を優しく受け止めてくれました。

手に取る本は、自分で選んでいるんだな・・・


ページをめくりながら、購入したころとは違う感覚で読みました。

家に引きこもるとき、私はこの本の中にあるアイデアを拝借します。

「今日はムービーナイトにしよう」

「今日の珈琲はあのマグカップにたっぷりと淹れよう」

本当は、家族や友人と過ごすことを推奨しているのですが・・・


それはまた違う機会に期待しましょう。





2026/02/03
34「シニア世代への道」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

積読解消の日々。


『たりる生活』(群ようこ・朝日文庫)


今年になってから、終活・一人暮らし高齢者・介護・終の棲家といったワードが頭の中をめぐっているので、本屋さんに行っても目に付く本はそちらの方面ばかり。

今や日本の人口の29.4%が65歳以上という世の中。(75歳以上も総人口の17.2% 2025年9月15日現在)

増え続ける高齢世代に片足を突っ込む身としては、甚だ不安でしかない・・・。

最期はひとり、ということはわかっていても、迷惑にならないようにするにはどうしたら良いのか?という問題まで考えていくと、きちんと準備しなくてはならない。ちょうど実姉ともその話題でかなり真剣に話をしたところだったので、脳みその半分以上は「迫りくる老い」についての情報で満杯。

そんな思いで買った本たちは、重量級の内容で消化が悪くて胃もたれ気味でした。

積読解消するにも、消化が悪くてなかなか厳しい状況を打破するために読んだこの本は、ちょっぴりノホホンとしていて、途中でクスッと笑いながら読めました。

シニア世代の引越しは、本当に大変です。

自分の歴史を背負っているわけですから・・・ね。

著者が一人で自分の荷物と格闘している様子を見ると

「あぁ、ライフオーガナイザーにご相談してくださったら、もっと楽になるのに・・・」

という思いも抱えつつ、執筆ネタがなくなるからダメか…と思ったりして。

それでも、どのようにご自分で進めていかれるのかしら?という視点でも読むことができたのは、新しい視点でした。

荷物の整理に明け暮れながら

「もう何でもいい~」

と投げ出したくなったり

「あれ、なんでこんなものを持ってきてしまったんだか・・・」

と引っ越し後に思う気持ちもわからなくもない。


実家を2回も家終いした私は、次は自分の家を終うのはちょっと勝手が違うぞ…と思っている。

この先のことを考えると少しだけ憂鬱にもなる。

遠く離れた娘たちのことに思いを馳せながら
さて、どうするか・・・と思うこともある。

シニア世代あるある、を読みながら
一足先を進む先輩の姿は頼もしいなぁ、と
本を読むことによって得られる
心への豊かさと楽しさを改めて感じる時間。

今からできることはたくさんあるから
ちょっとずつでも進めていくつもり。


お友だちのヒラリーかみかわさんと尾上今日子さんが開催する終活講座。
準備は早めに、です。
よりよく生きる終活講座 season6 尾上今日子と共同開催の 人気オンライン連続講座(全10回)終活シリーズ講座 第6期は2026年2月より 開催!人生の最期まで、自分らしく「致死率100%の人生を、100%後悔なく生きるための終活講座」当たり前のことですが、人間の致死率は10...
 




2026/01/28
28「健やかに生きる」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

50代後半になってくると
健康に関心が高くなってきます。
それは
「あと何年生きるか?」ということと
私の場合は
「何歳までヴァイオリンを弾いていられるだろうか?」という
ちょっと怖くなるような思いを抱く時期なのかもしれません。

去年の10月末から11月はじめにかけて
暴飲暴食が続いて体調を崩しました。
原因はストレス。
自分でも「食べ方が異常だなぁ、おかしいなぁ・・・」と思いつつ
立ち止まることができなくて
気がつけば体調が悪くなっていました。

胃を休めたり
食事を制限して
調子を取り戻すのに1か月近くかかってしまいました。

自分の体調を司っているのは
脳(メンタル)じゃなくて
やっぱり体のなか(内臓)だよなぁ・・・

という素人的な考えがアタマをグルグルしているときに
ブログチャレンジでご一緒している坂本麻紀さんのブログに紹介されていた本を読みました。
『腸内細菌を味方につける30の方法』(藤田紘一郎)
腸活初心者におすすめの本4選!失敗しない知識の取り入れ方|【腸もみ】東洋医学がベースのセラピスト資格取得講座・サロン
腸活初心者におすすめの本4選!失敗しない知識の取り入れ方|【腸もみ】東洋医学がベースのセラピスト資格取得講座・サロン 腸活を始めたいけれど、どの本を読めばいい?ネット情報に偏りを感じていませんか?今回は、腸活のバイブルとも言える藤田紘一郎先生の著書を中心に、目的別のおすすめ本4選をご紹介。腸内環境を整え、健康・美容を手に入れるための第一歩をサポートします。
 


とても面白かったです。
初版は2015年ですが、その頃流行っていた「酵素」「水」「除菌」についてのことが丁寧に説明されていて
初心者にもわかりやすかったです。
腸内細菌は生後1年の間に決まってしまうものとか
アレルギーなども、腸内細菌によって左右されてしまう場合があるとか
イライラは腸が汚れているからとか・・・
(個人的には、発酵博士・小泉武夫教授が要所に登場されていて嬉しかった!
日本経済新聞に毎週執筆されていたコラムを読むのが楽しみだったことを
懐かしく思い出しました。)


『大便は大事!』とはよく言ったもので
昔の日本人は、アメリカ人も驚愕するほど大便が大きかった・・・という内容に
笑いを通り越して
「やっぱりね・・・」と何となく納得してしまいました。
昔の日本人は、やっぱり生命力がハンパなかったはずなんだよな、と。

私も便通に関しては、かなり神経質です。

その割には
食べる速度を気にすることなく
近頃はずいぶん早食いになっていました。
テレビや動画を見ながら食べていると
どれだけ食べたのかわからず
満足感に乏しくて
思わず追加で食べてしまうという・・・
(画面の速度に合わせて食べているかも、と
気がついた時には怖くなりました)
最近は、食べる量をしっかり管理して
「ながら食べ」をしないように気をつけています。


「腸ちゃん、あなたはこれを食べたいと思う?」
藤田先生のように、腸にご意見を伺いながら
さて、今夜の献立を考えましょうか。







2026/01/19
19「積読アウトプット練習」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

積読解消をしながら
読んだ本のアウトプットもしていこうと思います。

私はよほど気に入った本でなければ
読み返すことがありません。
読書記録はつける気がないので
気ままな積読解消記録です。


【有吉佐和子ベストエッセイ】岡本和宜編(ちくま文庫)

有吉佐和子の小説は、母の影響で何冊か読んだ記憶がある。
亡母は女流作家の本が好きで
有吉佐和子や宮尾登美子、向田邦子、三浦綾子の本は
自宅にずらりと並べてあった。
山崎豊子は父の書斎に並べてあったのが印象的。
初めて読んだ有吉作品は『恍惚の人』。たしか中学生の頃。
その後は
『花岡青洲の妻』『和宮様御留』などを前のめりで読んだ。
数年前に『青い壺』を読んで改めて「面白いな」と思って
有吉作品の原点である『紀の川』を読み切った。
エッセイは初めて読んだので、言葉の端々に見受けられた
スケールの大きさが、生まれと育ちの環境に起因することを
今更ながら始めた知った次第。
作家生活について身近なモノへのまなざしは
有吉自身の美意識にもつながっているので
単純に面白かったが
自作の取材風景や
異国から見た日本の情景などの話は
さらに興味深かった。
自身が異国育ちのために欠如している
日本の情緒描写が
私には骨太の文章に感じたのではないかと感じたことも
文字を読みながら想像することは
楽しい時間だった。

女優・高峰秀子もなかなか豪胆な人だったなぁ、と
思い出した。
165「本を読む」 こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。どうにもこうにも身動きが取れなくなった時。私は本に逃げます。「巴里ひとりある記」高峰秀子(河出文庫)当時人気絶頂の女優「高峰秀子」が1951年6月から翌年1月までの間、そのうち...
 





2026/01/18
18「私の積読状況」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

その後積読状況はどうなったのか?

誰も気にしていないと思われる
私の積読状況を
日曜日の暇つぶしにお付き合いいただければと思う。

まずは私の本屋好きの話。
なぜ積読になるのか?その原因は本屋さんだから。

あらゆるジャンルの揃う本屋さん。
私は本屋さんが好きで
時間があると「ちょっとだけ」と思いながら
フラフラと入っていってしまう。
待ち合わせ時間までの隙間時間や
気持ちを静めるためだったり
自分に気合を入れたいときなどに
本屋さんはうってつけだ。

本を眺めて気になるタイトル本を手に取って
内容を眺めてみたり
気になっていた本の厚みを確かめてみたり
周りの人たちが
どんな本を手に取っているのか
こっそり眺めてみたり
雑誌売り場の華やかな表紙をみて
今どきの流行りを感じとることもできる。
父のように、書店員さんに手伝ってもらって
孫娘のために本を探している老齢者がいたり
子どもに絵本を選ばせながら
ホッと一息ついている親子などをみかけると
育児でてんてこ舞いだった自分を思い出す。


ちょっと気持ちが落ち込んで
うまくいかないなぁ、とため息をついたら
本屋さんにフラリと入って
タイトルをぼんやり見ているだけでも
気持ちがホッとする。

ただ、本屋さんに入ってしまうと
出るときには2~3冊は抱えていることが多いので
積読状況を考えながら
時に本屋さんの前を
グッと我慢して素通りすることもある。
たまに、本を買ってしまってから
その先の買い物が重たくて
「本の重さが…きつい…」と
独り言を言いながら歩いている自分が情けない。


これが図書館だとそうはいかない。
図書館に行く人は
仕事や勉強のために借りる本が決まっていて
目的のものを探し当てたら
サッサとその場から消えてしまって忙しないし
新聞を読んでいるような老齢者は
居場所がなくてここにいるのか?と
ちょっと寂しい気持ちになったりする。
(あくまで私からの目線だが)
上質な本を、借りることができるのは嬉しいが
私は期限内に読めるかどうか自信がないのも
図書館から足が遠のいてしまう原因かもしれない。

積読してある本はザッと区分けしてある。
  • 早く読みたいもの(読めそうなもの)
  • 時間が必要なもの・仕事などでシリーズ化して読みたいもの
  • 移動時間に読むもの

ある程度溜まってくると
「今週は気合で3冊読む」と決めて
戦闘態勢で読書に挑むこともある。

本の読み方は自由で決まりはない。
だからこそ、「積読」という
摩訶不思議な現象が現れてしまうのだけれど
読まれていない本が傍にあるのは残念に思う。

せめて本を買ったら3日以内に
少しでも読み始めて弾みをつけたいと思う。
「なんだか読むのがもったいない・・・」という気持ちを抑えて
勇気を出して読み進めよう。

今週は「3冊気合で読む」と決めて
2冊は読了したので、これからの時間は
あと1冊に費やすことにする。