今年のリサイタルでは、グリーグのヴァイオリンソナタ第2番をお披露目します。
第1番の若々しい猪突猛進なところも大好きなので候補には上がっていたのですが、第2番の2楽章に魅せられました。
譜読みから始めて全体の雰囲気をつかみ、細部の練習に移っていきますが、美しいメロディーラインに心が揺さぶられます。グリーグの曲は、ピアノコンチェルトが有名で、一度聞くと忘れられないような・・・インパクトが大きい気がします。ピアノがもっと弾けたらいいのに・・と残念に思うくらい中学生時代はよく聞きました。高校生になって弦楽合奏版の『ホルベアの時代』を弾いて「わぁ、楽しい」と感じたくらいで、ヴァイオリンソナタはあまり知らなかったです・・・
この10年くらいでグリーグのソナタが再燃してきて、たくさんのヴァイオリニストのコンサートで演奏されるようになってきたように感じます。第3番が人気とのことですが、グリーグの成熟した重量感のある音楽が最大限に活かされているからでしょう。ただ、2番の若々しい中にも陰影を意識した音作り。ヴァイオリンという楽器に表現させることの実験的な取り組みを感じることができます。
初めてお客様の前で演奏するのは緊張しますが、これからじっくりと熟成させながらグリーグの曲に込めた思いなどが伝わるようにしたいと思っています。お楽しみに!