今年のリサイタルの曲目を絶賛思案中。
無伴奏曲の一音を弾き出すとき。
私はとてつもなく怖いと感じる。
舞台に一人だけで立つ。
明かりの焦点が楽器にあたる。
息をひそめて集中した重い気配が客席から忍び寄る。
いつのタイミングで音を出そうか。
今か?
もう少し待つか?
・・・エイっと心の目を閉じて弾き始める。
その瞬間に「さぁ、後戻りできない」と間髪入れずに思考が動き始める。
気が弱くて怖がりのくせに、そんなことを思いながら演奏する無伴奏の曲が好きだ。
今年もきっと無伴奏の曲を選曲するだろうな…と思いながら
「さて、どの曲を?」
と考える時間が一番楽しい時間。
(そして本番前に後悔するのも毎度のこと)