塚本香央里 ~ヴァイオリニスト&ライフオーガナイザー~
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39「脳を休ませることの大切さ」

2025/02/08
39「脳を休ませることの大切さ」
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

時々、音に敏感になるときがあります。
町に出ると、様々な音があふれています。
電車に乗るときの発車ベル。
コンビニに入るときのドア付近。
デパート内に流れる音楽。

どうしても
無意識に何の音か探ってしまったり
知っている曲だと
テンポや楽器の編成が気になってしまったり
常に聞こえてくる音を追っている感じです。
ある種の職業病とでもいうのでしょうか。

音楽高校に入学してすぐに
音楽理論の先生から
「君たちはこれから無意識に音を聞くことはない。
どんな音も耳がキャッチして
曲の内容を分析をするようになるよ。」と言われて
それまで自分が楽しんでいた「ながら聴き」ができなくなるなんて
ありえない・・・と思ったものです。
その先生の予言は、かなり早い時期に本当のこととなりました。

その後は聞こえてくる音や音楽が気になって
友だちとのおしゃべりの内容を忘れることもあります。
娘たちとお茶を飲んでいて
ふと無言になってBGMに耳を傾けて
同時に
「この曲なんだっけ?」
「○○じゃない?」と
会話と関係のない話に続いていくこともあります。


先日、本屋さんに言ったとき
クラシック音楽が流れていて
本を選ぶより音楽に耳が囚われて
集中できなくて困りました。


私の場合は、少し気落ちしているときに
音に敏感になるようです。
神経が尖る・・・というのでしょうか。
拾わなくてもよい音を
わざわざ自分の頭に入れて
ああでもない
こうでもない、と
余計なことを考えてしまうことがあります。

つい最近
頭の中の音楽が邪魔で
睡眠まで侵食してくるようになって
どうしようかと思ったことがありました。

そこで、音楽ではなく自然の音を聞くのが良いかと思い
探してみるとたくさんありました。
鳥のさえずり、焚火の音、波の音、川のせせらぎ。
個人的に森の映像と鳥のさえずりを選んで
ぼんやりみているとだんだん神経が落ち着いてくるのを感じました。

デフォルトモードネットワーク

どこにも注意が向いていない
興味関心すらストップして
ぼんやりとしている状態。
脳を休ませるために
こういうことも必要なことなんだな、と
改めて思いました。

現実逃避にも役立つなぁ・・・と
余計なことも思ったりして。