塚本香央里 ~ヴァイオリニスト&ライフオーガナイザー~
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2025/05/18
138「大人のための絵本コンサート開催への道」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

初めての試み
「大人のための 絵本コンサート」開催まで1週間となりました。

私はもともと娘たちに絵本を読み聞かせることが好きでした。
生まれる前から夫と絵本を選び
優しくてほんわかした色調の絵本を好んで選んでいました。

新生児のころから、
寝る前のひとときを絵本の読み聞かせの時間として
私自身が楽しみました。

少し大きくなると、娘たちは自分で絵本を選び
「これ読んで~」
と持ってくるようになりました。
小さい体で3冊も4冊も持ってくる姿を
今でも覚えています。

こちらが疲れているのに20分もかかる長編を持ってくることもあり

読みながら寝てしまったり

同じ行をなんども読んでしまうこともありました。

娘たちは咎めることなく

黙って聞いていました。

長女は読み聞かせが好きで
小学校高学年になっても
寝る前の読み聞かせ時間を楽しみにしていました。
次女は長女が読み聞かせしてくれる横で
すやすや寝ていることが多かったかもしれません。
それでも長編を果敢に持ってきて
「読んで~」とお願いされたものを
私がひーひー言いながら読んでいました。

そのうち、夫も読み聞かせの加わり
「この本はパパの方が上手だね~」と
本のバリエーションがが増えていったのも
懐かしい思い出です。


次女が小学校入学と同時に
読み聞かせのグループに入れてもらいました。
その頃は1週間に1度
授業の始まる前の15分間を
地域の人たちが子どもたちに
読み聞かせをする活動がありました。
学年によって
「何を読もうかなぁ」と選ぶことが楽しかったです。
本当はきちんと
読み聞かせの講座を受けなければならなかったのですが
時間が合わなくて我流で通してしまいました。

いつのころか
読み聞かせに音楽をつけたら楽しいだろうな、と思うようになりました。
絵本の世界観を大切にしながら
インスピレーションを受けた曲を演奏する。
オリジナルの曲ではなく
既存の曲の中から選ぶ。

始めは「子どもたちのために」と思っていたのですが
絵本の世界に集中するには
演奏が逆効果になることもあるかもしれません。
では、「親子のために」
これは大切なことだと思います。
絵本を読んだ後の余韻を
親子で共有することができます。
「この場面の音楽が素敵だったね」と
親子で話すことができたら…
絵本で会話が広がるのは素敵なことです。

その後
「絵本は子どもたちのためだけではない」と思うようになりました。
たとえば50代以上の大人は、ストレスの多い世界を一生懸命生きています。
その荒波の中で
ほんのちょっと
ホッとする時間を過ごすことができたら…
心がふわりと回復するのではないか?

そんな思いからこのコンサートの開催を思いつきました。

子育てに少し余裕のある大人向けの
ホッとするコンサート。

ぜひ、覗きに来ていただけたらと思います。
初めての試みなので
私もドキドキしています。
その緊張感も含めて、楽しんでいただけたら幸いです。




2025/05/17
137「雨の1日」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

今日は1日中荒れたお天気でした。
こんな日は、家にこもって雨粒を眺めているのが好きです。

風の音に耳を澄ませてみたり
雨粒の大きさで音の比較をしてみたり
ぼんやり空を見上げるのも良いものです。

小走りで犬と共に散歩をしている人。
レインコートと傘をさして歩く親子。
ざんざか雨の中をスイーっと自転車で通り過ぎる人。

風が強くなってきたので
お天気が変わっていく様子です。

ヴァイオリンの練習に
汗対策をする季節になってきました。
タオルや扇風機の用意をしなければなりませんね。

こんな休日は落ち着きます。






2025/05/16
136「名曲はずっと残るもの」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

来週土曜日に開催する「大人のための 絵本コンサート」
前半は、絵本の読み聞かせをしながら演奏を聞いていただく
初めての試みにお客様を誘います。

後半は
私とピアニストの川元さんと
トークを交えたお楽しみコンサートです。
演奏する曲は、どれも聴いたことのある名曲を揃えます。
リハーサルの時に
「名曲ってやはり、名曲ですね」と
禅問答のようなことを川元さんがおっしゃいました。

確かに。

名曲はずっと今まで生き続け
これからも色あせることなく演奏されていくのでしょう。
作曲された時代の背景や
作曲者の意図するところから
もしかしたら
現代の解釈として変化しているかもしれません。
それでもその曲が選ばれて演奏されるのは
その曲の放つ魅力があるからなのです。

その魅力を見出して
再現することの楽しさを
私たち演奏家は許されているのだ・・・と
考えると
音楽家とは
なんと素晴らしい職業なんだと思ってしまいます。



2025年5月24日(土)14時開演
市川文化会館ローズルーム

前半は《絵本コンサート》
10分ほどの休憩をはさんで
トーク付きの《お楽しみコンサート》
15時45分終演予定です。






2025/05/15
135「乾燥から除湿の季節へ」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

ついこの間まで乾燥が気になって
楽器のために「保湿をしなければ・・・」と
焦っていたのに
この数日で空気が変わって
湿気が気になってきました。

空気に含まれる水分量が
グッと増えましたよ。

これからの季節は
楽器のために除湿が必要です。

精密機械用(カメラなど)の
乾燥剤を楽器ケースに入れる準備をしましょう。

オールドの楽器は
季節の変化には鷹揚で
さすがの貫禄で耐えることができますが
新作楽器やモダン楽器は
少しこまめにチェックしてあげた方が良いかもしれません。

自分が感じる季節の変化は
同じように楽器も感じています。

汗ばむ季節になってきました。
いつもよりちょっとだけ丁寧に
楽器を見守ることにしましょう。



2025/05/14
134「弾くだけではない体力をつかうところ」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

私は楽器を持ち歩くことができます。
電車でもバスでも飛行機でも。
どんな場所へ行っても
自分の楽器で演奏することができます。

時々
ヴァイオリンとヴィオラを持参することもあります。
(それほど頻繁ではありませんが…)
2台を運ぶとなると
かなり勇気がいるのですが
不可能ではないので担いでいきます。

電車やバスなどの公共交通機関での
楽器の取り回しには気を遣います。
なるべく空いている車両を選び
邪魔にならないように隅っこを陣取って
ほぼ立っています。
(空いているときは、ヴァイオリンを背負ったまま椅子に座って
ヴィオラを足でに抱えています。これが周りの人のご迷惑になっているのか不明です…)

体力勝負。

弾くだけでなく
移動にも体力が必要です。




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