塚本香央里 ~ヴァイオリニスト&ライフオーガナイザー~
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2025/05/13
133「自分の味方にする時間の使い方」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。


絵本コンサートの準備を進めるにあたり、パソコン操作の苦手な私はそちらばかりに気を取られてしまっています。

パワーポイントの使い方、内容の点検、操作のしかた・・・

いや待て!!

私は音楽家なのだから、演奏を一番に考えなければならないのでは?

と慌てる始末。

本番1週間前になると、色々なことが気になってきます。


様々なことに気を配らなければならない時期になると、生活面にほころびが出てきます。

掃除・洗濯・家事・食事…

決断しなければならないことが増えるので、私の場合は優先順位の低いものに関してはあらかじめ決めてしまいます。

例えば


  • 食事の献立は本番まで決めてしまう
  • 家事洗濯のルーティンは時間を決めてまとめて終わらせる
  • 事務的なことは予定の隙間にすぐに終わらせる、など。

生活をオーガナイズすることによって、優先しなければならないことに集中することができます。


時間の使い方はいつも同じではありません。

その時によって、たくさんのタスクをこなさなければならなかったり、休みが必要だったり、対処することによって変化させなければなりません。


「いま、何が必要か」


「その後、どんな時間が自分に必要なのか」


自分の行動のクセを把握しつつ、限られた時間を利用していくことでストレスなく過ごすことができます。



あなたの時間は、あなたにちゃんと寄り添っていますか?


時間のオーガナイズ講座のご案内をしています。


2025/05/12
132「リサイタルのプログラム」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

新緑の5月。
ゆらゆらと動きつつ、上半期の終わりが見えてきました。
あっという間に12月が迫ってきているのを感じて
思い切ってリサイタルプログラムを決定しました。
私の中で決めただけなので
ピアニストに打診をして最終決定します。

今年の最後はベートーヴェンのヴァイオリンソナタ第10番。
ここまでに至る道は
楽しい思い出と
苦しい思い出と
幸せな時間と
悲しみに沈む時間
すべての感情を思い起こさせます。

それでも辿り着いたヴァイオリンソナタ10番というものを
どう表現するのか…
自分の中でどう位置付づけるのか…

私は少しひねりを効かせるプログラムが好きです。
今までを振り返りつつ
現時点を踏みしめながら
少し顔を上げて空を見てみようと思います。

詳細はもう少しお待ちください。

自分の思いは誰にもわからない
でも、伝えつづけなければ
永遠に誰にも伝わらない
伝えられた方は
わかりたいと思い続けることが
伝えてくれた人に誠実に向き合っていることだと
知っている
どこかでお互いが思いを共にすることができたら
それがどんなに幸福なことか




2025/05/11
131「防災について考えるチャンス」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

音楽家も生活人のひとりとして
災害時を想定して
色々と対策を立てなくてはならないこともあります。

【月イチ!パッククッキングの会】に参加しました。

ライフオーガナイザー上川ひらりさんが
東日本大震災の日に合わせて、毎月11日に開催しています。


災害時にどうする⁉️


「頭の中で色々考えていても、いざとなったら動けないよ。日頃から動いてみて」

と言われても、何をどうしたら良いのかわからない。

避難用品や備蓄品はあるけれど、どうやって使うの?という実践まで手が回りません。

私自身も備蓄の大切さをお話することはあるけれど
説明に自信がありません。

上川ひらりさんは、
「私はすごくビビりだから、あらかじめ慣れていないとその時、できないってわかってる」
そうおっしゃっていることを聞いてなるほどと思いました。

クッキング会の内容は以下の通り
献立は
【ミネストローネ】【卵蒸しパン】【じゃがりこのポテトサラダ】

☑️災害時に冷蔵庫にあるものと、常温食材を組み合わせて

☑️短時間に仕上がって

☑️個別提供で

☑️洗い物を極力少なく

☑️水やゴミを最小限にするにはどうするか⁉️


献立はみんな知っているけれど

実際に災害時を想定して作るとなると
食材をどんな順番でどのように切るのか
(包丁は切るだけの用途しかないですが
料理バサミのほうがいろいろ使えますね)
出てきたゴミのまとめ方
(そもそもゴミが出ないようにする工夫が必要)
調味料をどのタイミングで冷蔵庫から取り出すのか…
(バタバタ開け閉めをしていたら、すぐに冷蔵庫内は冷えなくなってしまう)

それぞれのご家庭で人数が違うし、年齢や事情もあるから、常に

「え。こういう場合はどうすればいいの??水もガスも使えないよね…」

とアタマはフル稼働。


私の場合、そもそもの

ホコリをかぶったカセットコンロを取り出すところから始まり、

材料と作業手順でアタマがいっぱい💦


それでもオンラインだから、各地から参加された方たちと

おしゃべりしながらの作業はとても楽しかったです。


改めて、冷蔵庫の使い方を考えたいものです。

私の場合は家族が少ないから最小限の買い物だけで済ませるだけでなく、

保存方法なども考えながら不測の事態に備えたいと思います。

冷凍、冷蔵、保存の食材を検討したり
自分がどんな味だったら大丈夫なのかも
考えていかなければなりませんね。

冷蔵庫の開け閉め回数を気にしたり、

ドアを開けて取り出す位置を改めて考えたり、

気づきの多い時間でした。




2025/05/10
130「久しぶりの作家」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。


連休中に

久しぶりに女流作家森瑤子の作品を読みました。


森瑤子作品は私が大学生の頃、好んでよく読みました。

おしゃれで大人の世界で、すごく憧れました。

でも、ちょっと寂しそうな女性の主人公が多かったので、

一人で生きていく女性は強くないとダメなんだなぁと思っていました。

一人でバーに行って
グラスを傾けていると
興味本位で話しかけてくる男性を
上品に、かつスマートにあしらう…
「あしらう」という言葉は適切ではないけれど
「やり過ごす」わけでもなく
「向き合う」わけでもない
心の芯をもった女性のプライドを感じる会話に
ドキドキしたものです。

私には森瑤子さんの経歴も目を引きました。

芸大のヴァイオリン科卒業だったこと。

音楽家という道を歩いていたという衝撃と、

それでも文字を紡ぐ作家になるという潔さ。


でも、その陰に見え隠れする寂しげな表情は、

晩年の病気だけのせいではなかったと思います。


私が彼女から学んだことは

「結婚しても自分の世界を持つこと」

「大人と子どもの世界をきちんと分けること」

「夫をパパと呼ばないこと」

「愛情表現をきちんとすること」

結婚する前から決めていて

未だに頑なに守り続けていることです。


彼女は52歳で亡くなりました。

とてもショックでした。



私はみっともなくとも、ヴァイオリニストの道を選びました。

森瑤子さんが、彼女の美意識にはそぐわなかった音楽家の道。

とても納得します。

音楽家という職業は自分の美意識を追求するのは難しいです。

彼女の60代、70代の作品を読んでみたかったです。

あの作品の主人公たちは、その後何を思い、何をつかんだのだろうかと想像します。




2025/05/09
129「絵本コンサートのご案内」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

5月24日に開催する【大人のための 絵本コンサート】
お話も交えてのコンサートなので
気負わずに楽しんでいただけると思います。

前半は「チェロの木」(いせひでこ)の本を読みながら
内容のイマジネーションを掻き立てるような音楽を聴いていただきます。
私は本を朗読し
マイクとパソコンを操作し
ヴァイオリンとヴィオラの持ち換えをしながら演奏します。

ありがたいことに
「声が良い」と言っていただけることが多くなり
私なりに声に関しての学びを深めています。

その成果を少しでも発揮できれば、と思いつつ
その他の
全ての工程を自分でこなせるようにしています。

本を選び
曲を選び
演奏することは得意です。

ただ、そのほかの部分は未知の世界。

【絵本コンサート】だけで終わりではなく
休憩の後は
【お楽しみコンサート】として
ピアニストとのトークを楽しんでいただきながら
小品曲をお聞きいただきます。

土曜日の午後を
ちょっと贅沢でほっこりするような
大人の時間を楽しんでいただけたらと思います。

「ちょっと遠いけれど、遠足感覚でお邪魔します」と
言ってくださった方がいらっしゃいます。

心からお待ちしています

*チケットご希望の方はお問い合わせフォームからどうぞ


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