塚本香央里(つかもとかおり)
 ~ヴァイオリニスト&ライフオーガナイザー~
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2025/10/30
303「リサイタルの準備は夏から」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

リサイタルのチラシ作成は7月ころから始まります。
「もう12月の準備か・・・」と
少し焦ったような気持になりながら
プログラムの最終決定をしたり
写真を選んだりプロフィールを見直したり
何をテーマにするか考えます。
これがなかなか難しくて
アレコレ考えている間に時間がたってしまいます。
近年の夏の暑さにアップアップしながら
言葉を吟味していく作業は思いのほか大変で
体調が芳しくないときもあります。
7月末ごろには確認を完了して
デザイナーさんにデザインの依頼をして
締め切りを設定します。
デザイナーさんとのやりとりは
たたき台をだしていただいてから
細かい色指定やフォントなど。
写真の配置も途中で変更したりします。
ロゴデザインの大きさや見やすさ
細かく設定していきます。

9月初めにはチケット発売するので
8月中旬頃には完成を目指します。
チラシが印刷を終えて配送され
手元へ届くとホッとして
しばらく放置・・・(ここで一度精魂尽き果てる・・・)

9月末頃にようやく発送準備。
ご案内文の作成(これもまた難儀で何日も捗らないときがあります)
封筒や切手の準備。
宛名書き。
配架などしてくださるお店や事業所への発送。

全てを自分でやっているからこそ見えてくるお客様の顔。
効率を考えるともう少し上手くできそうな気もしますが
今の自分にはこれが精いっぱいです。

本番までの時間は
ひとりひとりのお顔を思い出しながら作業しています。





2025/10/29
302「去っていく10月に」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

10月があと数日で去っていきます。
今まで振り返ることができなかった日々。
あまりにも大きな衝撃を受けながら
自分自身がどうしたら良いのかわからず
ただ生きることに固執して
自分を守ることを決断したあの日。
かけられる言葉を吟味し
本質を見極め
選択する日々。
ある意味で
自分を守る殻は厚くなったかもしれません。

乗り越えたり
前を向いて進もうと思ったり
無理に何かをするのではなく
そのまま
全てを抱えていればいいんだ、と思うに至ったとき
なんだか少しホッとしました。

あったことを忘れなくてもいい
そのまま抱えていていい
立ち直ることなんて考えなくてもいい

涓滴岩を穿つ

今年のリサイタルの言葉は
そのまま自分への言葉でもあります。




2025/10/28
301「合唱を聴く」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

近隣中学校の合唱コンクールを聴くことができました。
誰も知っている生徒はいないけれど
娘たちの後輩ということで
全学年の発表を聴いてきました。

私は合唱が好きです。
歌うことも聴くことも。
小学生のころから歌うことは好きで
転校した小学校ですぐに合唱部にスカウトされて
NHK合唱コンクールの群大会(?)まで経験しました。
(「鮎の歌」という合唱曲だったのですが、難しかったです。
今聞いても難しすぎて・・・よく小学生で歌ったなぁ、と思います。)
中学生ではパートリーダーや全体のまとめ役になったり
(ものすごく大変だったけれど・・・)
それでも合唱曲を選ぶのは楽しかったです。
高校生になったら音楽学校だったので
歌専門の同級生はいるし
誰もかれも音程ばっちりで歌ってしまうので
単純に楽しいという感覚が麻痺して
「当たり前」になってしまいました。
その後も楽譜を見てひとりで歌ってみたり
つい最近まで合唱曲集を保管していました。

娘たちが小学生や中学生の頃は
合唱の聴く楽しみがありました。
どんな曲を選ぶのかな・・・
今はどんな合唱曲が流行っているのかな・・
毎年ワクワクしながら合唱コンクールを聴きに行きました。


今回は1年生の発表を聞いたときから
「わぁ、レベルが高い!」と驚きました。
歌詞の明確さ
強弱のメリハリ
なにより
まっすぐに飛んでくる気持ちが強くて
感心しました。

2年生は変声期を迎えた男子生徒が
苦労しながらも必死に歌う姿に感動。
クラスPRの紹介が秀逸で、
どのクラスも期待感高く
そして、その言葉通りの音楽でした。

3年生は、時期的に
少し不安が見え隠れするような
ちょっとばらつきがあったものの
この姿が後輩たちの目標になっているのだろうなぁ、という
存在感の大きさがありました。

結果発表は見ませんでした。
どのクラスも1番だと思ったし
順位は私には興味がありませんでした。
大いに盛り上がっていたクラスもあったし
一番を取りたい!とギラギラしたクラスもありました。
大いに泣き
大いに笑った結果発表だったことでしょう。

その経験は
これからの人生で大いに役に立つよ・・・と
彼らに囁きたいです。

自分も中学生と一緒のような気持だったのが
いつのまにか
「あぁ、いいね~」と
ほほ笑むような齢になってしまったのか。

なんとなく
複雑な
寂しいような気持ちがしました。










2025/10/27
300「ブログを続けていく」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

今年の初めから続けてきたブログ、とうとう300日達成となりました。
「ブログ100チャレンジ」という企画に参加して
本当にゼイゼイ言いながら続けた100日間。
どうやって書けばよいのか
何を書けばよいのか
試行錯誤しながら続けてきて
辿り着いた答えは
「ううむ、わからん・・・」でした。

いっしょに参加していた方たちのブログを拝見しつつ
真似てみたり、ヒントをもらったり。
自分では
力の入った文章だったり
気の抜けたつまらない記事だったり
でこぼこのまま300日経ちました。

自分を見つめ続ける日々。
書くことを1日の仕事に組み込むこと。

「わからん」
「どうしたものやら」
そんなことを考えつつ
今年も様々な決断と物事を進めてきました。

まだ2か月残っている時間を大切に
来年もまた新たにブログチャレンジをしたいと思っています。

今年とは違ったミッションを背負って
新しく始めるつもりです。
(まだ全然はっきりしていないけれど)

それまで
今年の残りあと65日を書き続けます。





2025/10/26
299「本の旅は行き先不明」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

10月の読書強化月間。
文字を追うことに必死になりながらも
どうやってアウトプットしていこうかと試行錯誤していました。

『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』(三宅香帆・集英社新書)
この方の本は、6月に開催された勉強会の課題図書が
『「好き」を言語化する技術』(ディスカヴァー携書)という本だったので最初に読みました。
とても面白くて、「推し」のいない私にも楽しく読むことができました。
その中の例文にあった三浦しをんさんの本が
とてつもなく面白そうだったので興味が移っていました。
本というのは1冊読むと
芋づる式に面白い本が出てくるので
気がついたときには
「あれ?こんな本を読む予定ではなかったが・・・」ということが
結構あります。
三宅香帆さんの本は
書店へ行くといつも目が合うのですが
「まだいいか・・・」という謎の納得感があって買っていませんでした。

夏休み真っ盛りのころ
長女と本屋さんへ行くことがあって
「そろそろ買うか・・」と購入したものの
やはり積読になっていました。

しかし、読み始めると面白すぎて止まらず。
挙句の果てに、三宅香帆さんのYouTubeまで登録してみるようになってしまいました・・・
これも「推し活」なんでしょうか・・・
(おかげで読みたい本がさらに増えて積読増殖中)

「本を読む」ということがどのように変化していったのか
明治の立身出世から大正の教養ブーム、昭和の高度成長期全集サブスクへの遍歴を解説しつつ
2000年代のデジタル共存開始、2010年代のノイズ排除、
そして今なお変容する「本を読む」ということを
謎解きのように見渡すことができたのは
自分の読書遍歴をも辿るようで楽しかったです。
大きなマインドマップを見ているようでした。

その中に、自分の家庭を思い出したり
父の姿や姉の姿、その先の自分の娘たちの様子などを振り返りながら
「あぁ、あの時はそんな本がいっぱいあったな」と
答え合わせをしているような気分になりました。

父が毎週買ってくる「週刊朝日」
毎月テーブルの上に載っている「文藝春秋」
毎月送られてくる「鴎外全集」や「少年少女世界の名作」を姉が貪るように読んでいた姿。
本は身近にあって、当たり前で
私自身も「本を読む」ということが大好きでした。

懐かしい思い出にふけりながら
あれは高度成長期を必死に働いていた父のステータスだったのだ、と思うと
最後まで手放さずに終の棲家へ大事に持っていた本たちも
役目をきちんと果たしたのではないだろうかと思いました。

私は本を買うことを渋られた記憶がなく
なんでも好きに買ってもらいました。
そしていまでも、本を買うことを躊躇しません。
その本たちが、鮮度を失わないうちに読み始めて読了することが
今の私には課題になっています。

新刊『「話が面白い人」は何をどう読んでいるのか』(新潮新書)
これも大変おもしろかった。
【(敵を倒す目的で)強くなるために必要なのは、戦うことだけではなくケアすること】
モノを食べ、休息し、時に他人や自分をケアして生きていかなければ、モンスターを本当の意味で倒すことができない(文中より)
そう、「本当の意味で倒すこと」ができなければ、ただ闇雲に刀を振り回して、切り付けて、かすり傷を負わせているだけだ。
私がいつも、「なぜそれが必要なのか」「どうしてそれをするのか」と考えるのは【根本】を知ってそこにアプローチしたいからだ。
遠巻きから攻めていくのは時間の無駄になる場合もある。
ただ、自分をケアすることは、自分をよく知っていなければできないことでもある。
自分を真正面から見る勇気がなければ、コマを先に進めることができない。
それを知っているかどうか・・・

「読むことの価値を上げる」というミッションに挑み続けている三宅さんに対して
自分は「音楽(クラシック?)を聴くことの価値を上げる」努力をしていこう、と思った。
様々なジャンルの本を紹介してもらえるので、本当に楽しくて、本屋さんへ行くのが楽しみになる。
そして、ぎっしりと詰まった本棚の中でぼんやりと佇んでいるだけで元気になる自分を発見する。

もう少し積読を解消してから本屋さんへ行くことにしよう。




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