塚本香央里 ~ヴァイオリニスト&ライフオーガナイザー~
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2025/07/01
182「ヴァイオリニストの爪問題」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

ヴァイオリンを弾く時に一番気になること。
私の場合は爪の長さかもしれません。
もちろん、他にも気になることはたくさんあるのですが
季節を問わずに気になることは「爪の長さ」問題かもしれません。

普通の人が見たら「それは深爪だよね」というような感じです。
時々「痛くないの?」と聞かれますが
この爪の長さで長年過ごしてきてしまったので
何も感じません。
むしろ、少しでも長くなってしまうと
弦に引っかかってしまったり
音程が取れにくくなってしまうので
すぐに切ってしまうことが多いです。

形よくそろえられた長い爪
季節や洋服にあった色のマニキュア
叶わぬ憧れです。

時々、透明や薄いピンクのマニキュアを塗ってみますが
似合わないことこの上ない…

それでも懲りずに
長い休みの時に
気分を盛り上げることをしています。

7月は少し長いお休みをする予定なので
今からマニキュアの練習をしておこうかしら。






2025/06/30
181「夏越の祓」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

6月最終日。
《夏越の祓》(なごしのはらえ)
1年の折り返しとなる6月30日にそれまでの穢れを払い
12月までの残りの息災を祈願する神事、とのこと。
茅の輪のある神社で《茅の輪くぐり》をすることもできます。

私は去年の夏に福岡へ行ったとき
初めて茅の輪くぐりをしました。
(博多駅近くの住吉神社)
大きな茅の輪の前にくぐり方が示してあり、
ドキドキしながらくぐり終えて
お賽銭箱の横に立っていた神主さんに
お祓いしてもらうという貴重な体験をしてきました。

茅の輪って、どこの神社にでもあるものではないのですね。
それすら知らなかったです。

今年は静かに
1年の半分を終えたことに感謝しながら
暑い夏の予定とその後のスケジュールを考えながら過ごしました。

きっと、一旦立ち止まって現状把握をしましょうね、という意味もあるのでしょう。
気がつくと流れていってしまう時間。
ほんの少しだけ立ち止まることによって
スッと心が整って、次の一歩を考えて踏み出せるような気がします。
《急がば回れ》というのはそういうことなのかもしれません。




2025/06/29
180「自分が心地よい時間割」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

梅雨はどこへ行ったんでしょうか?
毎日暑いですが、この暑さも嫌いではないです。
適度に汗をかきながら
「暑いね~」っていうのも悪くないです。

50代後半になって、早く起きるようになりました。
5時半から6時には起きています。
海外に住む娘たちとの交流が
こちらの朝の方が都合が良いというのもあり
(ヨーロッパが夜の時間は、日本が早朝)
早起きも悪くないぞ、と思っています。

朝から午前中いっぱい
大体13時ころまでノンストップで動くと
その後は
16時くらいまで動けなくなります。
「もう無理~」とつぶやいています。

夕方から練習をして夕食。
食後に一仕事して23時半には寝るといった感じです。

自分の得意な時間帯を知っていると
大きな強みになります。
  • アタマが良く働く時間帯
  • 身体が動く時間帯
  • 対外的な作業に向いている時間帯
  • 休んだ方が良い時間帯
「今日も頑張ったね、ワタシ」
些細なことでも完遂して、1日の最後にそんな言葉を自分にかけてあげられたら
また明日も頑張れそうです。




2025/06/28
179「夏は読書にハマる」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

そろそろ夏の気配です。
7月になると本屋さんに「課題図書」が並び始めます。
「今どきはどんな本が課題図書になるのかな」と
興味本位で眺めるのが好きです。

小中学生の時には、夏休みの課題に必ず「読書感想文」があったものです。
苦労して書きました・・・
そして、課題図書が好きではないので他の本を選んでいました。
娘たちも苦労して読書感想文を書いていました。
(娘たちが忙しくて私が書いていた時もあった・・・)

先日長女から
「ナツイチが明日から始まるらしい!」という連絡がポツリと届き
どれどれ・・・と覗いてみると相変わらず可愛らしい4種のしおり。
毎年開催されるこのキャンペーンは
気がつくと品切れになっているので急がなければならない。

翌日に本屋さんへ行くも
「ナツイチ」という文字もなく
本の帯もいつもと変わらず。
まさかの、・・・フライング?
「ナツイチ始まっていますか?」と聞くのも恥ずかしいので
そそくさと退散しました。

3日後に別の本屋さんにて。
しっかりと「ナツイチ」の特設場所が確保してあり
大手を振って4冊購入。
こうなったら、と
しおり4種をゲットするべく
購入する本も決めていたのでウキウキとレジへ。

店員さんには
「コイツ、全種類狙ってたな」と
思われたに違いないけれど
確信犯なので・・・
「わぁ、まだ全種類ありますね~」と作り笑いを。

春から買ってあって
まだ読み切れていない本もあるけれど
「へへへ・・・」と
いろんな本を読み漁る時間が楽しいです。





2025/06/27
178「スタート前の気分」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

「もう1年の半分が過ぎてしまった!」という声をよく聞くようになりました。

6月の声を聞くと、私自身も12月のリサイタル準備が始まっています。

毎年のことながら、気持ちに焦りが生まれます。

短距離競争のスタート地点で、ゴールテープを見つめながらドキドキして、手を回したり足をたたいたりしている感じでしょうか。


そういえば小学校高学年のころ、学校代表で陸上大会に出場したことがあります。

幼いころから田んぼや公園を走り回っていたからか、運動神経だけは抜群だったので、転校の多かった小学生時代はその能力に助けられました。

その大会は小学生なのに、スターティングブロックを使ってのスタート。

それも試合当日に初めて使うという無謀さ。

私はどうやったらいいのかもわからなかったのに、同級生の男子が数人で手伝ってくれたことを覚えています。

スタートの姿勢をとって「このくらいの位置かな」というと無言でセットアップしてくれて、私がスタートした後は無言で回収してくれました。

他愛もない思い出ですが、あの時私はちゃんと御礼を言ったのかな、と不安です。

今改めて

「あのときはありがとう。助かったよ。」


話を元に戻して。

コンサートの自主企画というのは、自由に考えて楽しいような、制限がないのでどういう風に考えたらいいのかわからずに苦しいものやら、なにやら複雑。

あれこれ考えて、自分の首を絞めるようなプログラムになるのはいつものことです。

あれもこれも詰め込みたい。挑戦してみたい。聴いてもらいたい。伝えたい。

暑苦しい思いがたくさん詰まっています。

練習過程を逆算して考えているのに、うまくいかなくてスランプに陥ったり予定が狂ったりするのはいつものこと。

それでも12月にむかって進んでいく工程は嫌いではないです。

子どもが小さくて練習時間がなかった時も、娘たちの習い事満載で過密スケジュールを縫うようにしていた時も、心の灯が消えかかっていた時も、リサイタルという目標に向かって進む自分を鼓舞しながら演奏することに全力投球しました。

今は少し落ち着いて音楽をより深く考える努力をしています。
長年のクセが抜けきっていないので、どうも力業で演奏に向かいがちです。
もう少し説得力のある演奏を心がけたいものです。

今年のリサイタルのテーマは「ベートーヴェンとともに歩む・そしてその先へ」

今までの積み重ねを大事にしつつ、新しいことへ挑戦する。

そんな想いが皆様に届きますように。



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