こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。
近隣中学校の合唱コンクールを聴くことができました。
誰も知っている生徒はいないけれど
娘たちの後輩ということで
全学年の発表を聴いてきました。
私は合唱が好きです。
歌うことも聴くことも。
小学生のころから歌うことは好きで
転校した小学校ですぐに合唱部にスカウトされて
NHK合唱コンクールの群大会(?)まで経験しました。
(「鮎の歌」という合唱曲だったのですが、難しかったです。
今聞いても難しすぎて・・・よく小学生で歌ったなぁ、と思います。)
中学生ではパートリーダーや全体のまとめ役になったり
(ものすごく大変だったけれど・・・)
それでも合唱曲を選ぶのは楽しかったです。
高校生になったら音楽学校だったので
歌専門の同級生はいるし
誰もかれも音程ばっちりで歌ってしまうので
単純に楽しいという感覚が麻痺して
「当たり前」になってしまいました。
その後も楽譜を見てひとりで歌ってみたり
つい最近まで合唱曲集を保管していました。
娘たちが小学生や中学生の頃は
合唱の聴く楽しみがありました。
どんな曲を選ぶのかな・・・
今はどんな合唱曲が流行っているのかな・・
毎年ワクワクしながら合唱コンクールを聴きに行きました。
今回は1年生の発表を聞いたときから
「わぁ、レベルが高い!」と驚きました。
歌詞の明確さ
強弱のメリハリ
なにより
まっすぐに飛んでくる気持ちが強くて
感心しました。
2年生は変声期を迎えた男子生徒が
苦労しながらも必死に歌う姿に感動。
クラスPRの紹介が秀逸で、
どのクラスも期待感高く
そして、その言葉通りの音楽でした。
3年生は、時期的に
少し不安が見え隠れするような
ちょっとばらつきがあったものの
この姿が後輩たちの目標になっているのだろうなぁ、という
存在感の大きさがありました。
結果発表は見ませんでした。
どのクラスも1番だと思ったし
順位は私には興味がありませんでした。
大いに盛り上がっていたクラスもあったし
一番を取りたい!とギラギラしたクラスもありました。
大いに泣き
大いに笑った結果発表だったことでしょう。
その経験は
これからの人生で大いに役に立つよ・・・と
彼らに囁きたいです。
自分も中学生と一緒のような気持だったのが
いつのまにか
「あぁ、いいね~」と
ほほ笑むような齢になってしまったのか。
なんとなく
複雑な
寂しいような気持ちがしました。