こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。
「MuBe'88 ベートーヴェンの夕べ」
本番が迫ってきました。
他の演奏者とご一緒するジョイントコンサートは久しぶり。
「クロイツェルソナタ」だけを演奏するのも久しぶり。
夜の公演もひさしぶり・・・
久しぶりの事が多すぎて、準備もアタフタとしています。
そんな状況も楽しくて
やはり演奏する場所をいただけているのは幸せなことだと思っています。
子育て中に頑張って
演奏機会を途切れさせなかったことや
家族を巻き込んで準備していたこと
終わりがあるならば・・・と本番前日もお弁当を作ったり
本番当日に模試の送迎をしたり
終演後に翌日のお弁当の仕込みをしたことが
懐かしくなります。
その時には辛くて大変だったことも
いつまでも
忘れずに
ずっと心に留めておきたいと思っています。
今、大変な時期を通っている演奏家や
頑張っているお子さまを応援している親御さん。
それぞれ状況は違うと思います。
それらを静かに受け止めることが
私にはできると思っています。
話を聞いてもらうだけでも、ホッとします。
次女が言いました。
「結局、決定するのは自分なの。
でも、ただ話を聞いてもらいたいだけっていうのも必要なんだよね。
多分、それは女性脳だからかもしれないけれど。」
その通りだと思います。
答えを欲しいわけじゃなくて
話を聞いてもらうだけでも・・・
私自身もそうでした。
それは、
子育てをしながら
少しずつ分かってきた
大切なことだと思います。