こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。
近視・・・
老眼・・・
年齢とともに、目の不具合は出てきます。
今まで問題なく譜面が読めていたのに
なぜか時間がかかったり
音符の輪郭があやふやになったり
加線の数を間違えたり・・・
ヴァイオリンソナタは基本的には譜面を見ながら演奏しますが
ほぼ暗譜に近い状態で準備をしています。
私の場合は、曲の構成を譜面の「あのあたり」と記憶して
確認作業しながら演奏しているといった感じです。
ただ、近頃は
そう思っていても
瞬時にその音に目線が着地する時間に誤差があり
ヒヤリとすることが多くなりました。
時には乗り遅れて弾き損じることも。
さすがに老眼鏡姿で演奏するのは
もう少し先延ばしにしたい。
(でも、そうなったときのために
おしゃれなリーディンググラスを見つけておこう)
その前の対策としては
「焦らない」← みつからない!と焦ると余計な力が入る
「自分を過信しない」← 自分は大丈夫!という謎の自信が私の場合は落とし穴
「少し先に準備する」← 先の自分をみることと同じで余裕をもちたい
年齢を重ねることに異議はありませんし
(無駄にあがきたくない)
仕方のないことですが
ちょっとした工夫が必要のようです。
この工夫は生活の中でも活きてくることです。
誰かの時間に合わせて急ぐ時代は終わりました。
少し自分に目をかけて
これから未知の年代へ向けて
試行錯誤を始めてみようと思います。